UBSは最新リポートで、キャセイ・パシフィック(00293)の目標株価を14.9HKドルから16.9HKドルに13.4%引き上げた。投資判断は「買い」を維持した。同時に、同社をアジア太平洋地域で最も有望な航空会社の一つとの見方を改めて示した。『インフォキャスト』が29日伝えた。 UBSは、中東情勢が緊迫化するなかでも航空需要は大きく落ち込まず、紛争収束後には利益率が高水準で推移すると見込み、2026-28年の利益予想を8-23%引き上げた。航空券価格は、需要の底堅さに加え、航空会社による老朽機の退役加速で業界全体の供給が引き締まることや、湾岸航空会社による欧州路線での市場シェア拡大(影響は限定的)を背景に、紛争前の水準を上回って推移する可能性が高いと分析した。 こうした要因から、UBSはキャセイ・パシフィック(00293)の株資本利益率(ROE)は高水準を維持できると予想。2026-27年のROEは21%に達すると見込んでいる。 国泰航空は8月に26年6月中間決算を発表する予定。燃油価格は大幅に上昇しているものの、旅客事業は堅調な旅客需要に支えられ、貨物事業の業績が安定していることから、利益は堅調に推移するとUBSは予想している。 また、中国国際航空(00753/601111)が26年6月9日にA株の新株発行を完了したことで、キャセイ・パシフィックの中国国際航空に対する持ち分比率は15.09%から12.85%に低下した。この影響により、26年上半期には14億HKドルの営業外利益を計上する見通しという。 UBSは、キャセイ・パシフィックの26年上半期の純利益を前年同期比41%増の52億HKドルと予想。一過性の営業外利益を除いた経常利益は3%増の38億HKドルになるとみている。筆頭株主である太古A(00019)が発行した転換社債がキャセイ・パシフィックの株価を下押しする要因となっているものの、同社の堅調な事業基盤を十分に反映していないとの見方を示した。 キャセイ・パシフィックの前場終値は前営業日比2.38%高の12.88HKドルだった。
DZH Financial Research Inc
キャセイ・パシフィックの目標株価を13%引き上げ=UBS
UBSは最新リポートで、キャセイ・パシフィック(00293)の目標株価を14.9HKドルから16.9HKドルに13.4%引き上げた。投資判断は「買い」を維持した。同時に、同社をアジア太平洋地域で最も有望な航空会社の一つとの見方を改めて示した。『インフォキャスト』が29日伝えた。 UBSは、中東情勢が緊迫化するなかでも航空需要は大きく落ち込まず、紛争収束後には利益率が高水準で推移すると見込み、2026-28年の利益予想を8-23%引き上げた。航空券価格は、需要の底堅さに加え、航空会社による老朽機の退役加速で業界全体の供給が引き締まることや、湾岸航空会社による欧州路線での市場シェア拡大(影響は限…