オーストラリアでKFCレストランを運営するコリンズ・フーズ( ASX:CKF)は火曜日、2027年度上半期の欧州事業において、熱波が消費者の購買意欲を損なったことを理由に、既存店売上高(SSS)が減少したと報告し、これにより同社の株価は当初の上昇分を失った。

同社は、この減速の要因として、燃料価格や消費者心理に影響を与えている中東紛争の継続に加え、期間限定メニューの売上が前年比で低調だったことなど、複数の課題を挙げた。

「欧州事業のファンダメンタルズは依然として堅調であり、Yum! NYSE:YUM と連携して、短期的および長期的に売上勢いを回復させるための明確な取り組みプログラムが進行中である」と同社は述べた。

ブリスベンに本社を置く同社の2027会計年度最初の8週間における既存店売上高(SSS)は、オーストラリアでは4%増加したものの、ドイツでは7.2%、オランダでは7.8%減少した。

しかし、KFCの総売上高は、最近買収したバイエルン州の店舗が計上されたことにより、オーストラリアでは6.7%、ドイツでは26.4%増加した一方、オランダでは5.2%減少した。

コリンズ・フーズは、27年度通期においてコスト環境が安定すると見込んでいる。オーストラリアおよび欧州全域で人件費の上昇圧力が依然として高いものの、同社はAIを活用した生産性向上策や自動化の取り組みが順調に進んでいることを強調した。

同社は、新製品の発売と事業運営の遂行に支えられ、5月3日終了年度において、親会社株主に帰属する当期純利益として4,420万豪ドル(3,043万ドル)を計上した。これは、25年4月27日終了年度の880万豪ドルと比較して大幅な増加となった。

シドニー市場では、コリンズ・フーズの株価が正午までに最大4.7%下落して7.97豪ドルとなり、同日早朝に3月27日以来の高値を付けた後、反落した。

(1米ドル=1.4526オーストラリアドル)