週明け29日の香港市場は神経質な展開か。米国とイランの報復の応酬を嫌気した売りが出そうだ。双方が26日以降、相手の停戦合意違反を主張して相互に軍事拠点を攻撃しており、合意に含まれていたホルムズ海峡の航行再開は不透明になっている。ただ、米ニュースサイトのアクシオスは28日、米政府高官の話として米国とイランが攻撃停止で合意したと報じた。30日にカタールの首都ドーハで協議するという。 もっとも、ハンセン指数は前週末に続落し、およそ1年2カ月ぶりの安値圏にあるだけに買い直しが入りやすい。また、26日のNY市場で原油先物相場が下落し、米利上げ観測が後退するなか、米長期金利が低下したことも投資家心理を支えると予想される。 26日のNY株式相場は、ダウ平均が3日ぶりに反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は5日続落した。米オープンAIが新規株式公開(IPO)の延期を検討しているとの報道から、人工知能(AI)インフラ投資の減速懸念が強まり、半導体などのハイテク株が売られた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のアリババ集団(09988)、テンセント(00700)、JDドットコム(09618)、保険株のAIAグループ(01299)がそろって香港終値を上回って引けた。