Akash Sriram
米ロケット・ラボ(Rocket Lab) NASDAQ:RKLBは29日、衛星通信サービスを手がけるイリジウム・コミュニケーションズ NASDAQ:IRDMを80億ドルで買収することで合意した。取引は2027年半ばに完了する見込み。
買収によって、宇宙船や衛星関連の製造事業に、イリジウムの衛星ネットワークや周波数帯、幅広い顧客基盤が統合され、ロケット打ち上げ以外の事業拡大の取り組み加速につながると見られる。創業者で最高経営責任者(CEO)のピーター・ベック氏はロイターに「イリジウムは収益性が高く、重要な周波数帯もある」と強調した。
イリジウムの株主は1株現金27ドルとロケット・ラボの株式を受け取る。イリジウム株1株当たりの合計価値は54ドルと、前営業日の終値に対して24.1%の上乗せとなる。
ロケット・ラボは、ドイツ銀行とウェルズ・ファーゴから36億ドルのつなぎ融資を確保。手元資金のほか、負債や株式による資金調達も活用する計画という。
イリジウムは1980年代後半にモトローラが設立。現在、政府機関や航空、海運その他の顧客向けに通信サービスを提供している。