ブルームバーグ・ニュースは木曜日、事情に詳しい関係者らの話として、ジェニュイン・パーツ( NYSE:GPC)が、米小売大手オライリー・オートモーティブ( NASDAQ:ORLY)から自動車部品事業に対する現金による買収提案を受けたと報じた((link))。オライリー・オートモーティブは、産業用事業への注力を強化する方針を示している。

同報道によると、自動車部門の企業価値は100億ドル以上に達する可能性があるという。

ブルームバーグは、取引が夏の終わりまでに発表される可能性があると報じた一方で、Genuine Partsが同事業を保有し続けるか、あるいはスピンオフを進める選択肢も残されていると指摘した。また、別の入札者が現れる可能性もある。

ジェニュイン・パーツの株価は前日比12.9%高で引け、オライリーの株価は2.6%安で引けた。

ジェニュイン・パーツはコメントを控えた一方、オライリーはロイターのコメント要請に対し、直ちには回答しなかった。

自動車業界は、コスト上昇、関税、そして電気自動車への移行の不均衡に苦慮しており、業界全体の企業が戦略の見直しを迫られている。

また、業界は、昨年、フィルター、ブレーキ、照明システムを供給していたファースト・ブランズ(First Brands)が連邦破産法第11章に基づく破産 保護を申請したことによる衝撃からもまだ立ち直れていない。

ジェニュイン・パーツは2月、自動車事業と産業用事業を2つの独立した企業に分割すると発表し、 それぞれの事業が独立した方がより高い価値を生み出せると主張した。

この動きは、アクティビスト投資家であるエリオット・インベストメント・マネジメントからの圧力を受けてのものだった。同社は、同社の株価がこれら2つの事業の価値を過小評価していると指摘していた。

最近、さまざまな業界の企業が、株主価値を引き出し、戦略的焦点を明確にするために事業分割に踏み切っている。ハネウェルNASDAQ:HONはエリオットからの圧力を受けて6月に3つの独立した企業への分割を完了し、3MNYSE:MMMは 24年にヘルスケア事業であるソルベンタム Solventum NYSE:SOLVを分社化した。

1928年に設立されたアトランタを拠点とする卸売業者ジェニュイン・パーツ(Genuine Parts)は、「NAPAオートパーツ」ネットワークと産業用部品事業「モーション(Motion)」を運営している。同社の自動車部門は25年に150億ドル以上の売上高を計上し、産業用部品部門は約90億ドルを貢献した。