米メタ・プラットフォームズ NASDAQ:METAは、余剰の人工知能(AI)計算能力を販売するクラウド事業を構築していると、ブルームバーグ・ニュースが事情に詳しい関係者の話として1日に報じた。巨大テック各社は大規模なAI投資を巡る懸念が広がる中、こうした投資からのリターンを求めている。
計画は依然として策定段階にあり、戦略は変わる可能性があるという。
アマゾン・ドット・コム NASDAQ:AMZN、マイクロソフト NASDAQ:MSFT、アルファベット NASDAQ:GOOGといった大手クラウド事業者と直接競合することで、メタは急増する企業からのAIサービス需要を取り込みつつ、広告市場への依存を減らせる可能性がある。
ただアナリストは、この動きが、アンソロピックなど先行するAI開発会社に追いつこうとするメタの取り組みに対する疑念を一段と深めたとも指摘した。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はこの取り組みに数十億ドル規模の投資を行ってきた。
メタは4月、多額の費用をかけて編成したチームから初のAIモデル「ミューズスパーク」を発表したが、開発者への公開はまだ行っていない。
ブルームバーグの報道によると、メタが計画中のクラウドサービスは、開発者がミューズ・スパークを含む同社のインフラ上でホストされるAIモデルにアクセスし、その実行に必要な計算処理能力に対して料金を支払う仕組みになる見通しだ。
これは、開発者が各社のAIモデルにアクセスできるようにするアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の「ベッドロック」に類似している。
メタはまた、ネオクラウド各社のように未加工のAI計算能力を販売することも検討しているという。