ブルームバーグ・ニュースは木曜日、事情に詳しい関係者らの話として、AIデータセンターのスタートアップ企業Crusoeが、企業価値を3倍に押し上げる可能性のある資金調達ラウンドで約30億ドルを調達する交渉を行っていると報じた。
同報道によると、このスタートアップはMeta NASDAQ:META やOracle NYSE:ORCL などにAI用コンピューティング能力を供給する契約を結んでおり、テクノロジー大手各社はGenAIの膨大なコンピューティング要件を満たすため、データセンターに数十億ドルを投じているという。
ロイターはこの報道を独自に確認できておらず、クルーソー社はコメント要請に対し即座に回答しなかった。
報道によると、同社は現在もこの資金調達ラウンドについて活発な協議を行っており、最終的な企業価値はまだ確定していないという。
しかし、同報道によると、投資家らは、今回の新規投資を含め、企業価値が300億ドル前後に収まると見込んでいるという。
昨年、CrusoeはシリーズEラウンドで13億8000万ドルを調達し、企業価値は100億ドルを超えた。このラウンドは、テクノロジー系投資家のValor Equity PartnersとMubadala Capitalが共同で主導した。
2018年に仮想通貨事業として設立されたCrusoeは、その後AIインフラの構築へと事業転換を図り、専門的なAIクラウドおよびデータセンターサービスを提供する次世代の「ネオクラウド」の一つとなっている。
Crusoeは6月、4.9ギガワットの演算能力に関する契約を締結しており、プロジェクトのパイプライン全体では40ギガワット以上を抱えていると発表した。
ブルームバーグは先月、Metaがテキサス州チャイルドレスとミズーリ州ウォレントンにある2つのデータセンターにおいて、Crusoeから演算能力を購入する契約を結んでいると報じた。